ロードバイク自由研究 感覚の数値化 

理科好きエンジニアが自転車を自然科学で考える

関西CX第11戦 二色の浜5位、総合3位

関西シクロクロス第11戦 5位

開催日:2024年2月12日

会場: 二色の浜  0.1km+2.4km×8Laps

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ/サンド

リザルト:5位/72名出走

バイク:Ridley X-night

タイヤ:Dugast ピピスケアッロ TU 1.65bar/1.68bar

総合表彰

10月22日から始まった関西シリーズ最終戦。今回は総合ポイントで総合順位が決まり、賞金も決まる大事なレースでした。2位なら3万円、3位なら1万円で、第10戦終了時点で総合3位。総合2位の笛木君とは僅か12ポイント差でした。最終戦で2つ上以上の順位でゴールすれば20ポイント以上の差となり、逆転2位になれるので、どうしても良い結果を残したいレースでした。結果は、笛木君に41秒差で狙い通りに大きい差で勝ったものの、順位は、たった1つしか変わらず、僅か2ポイント及ばない総合3位でした。順位1つ上げるには、比護君に勝つ必要がありましたが、4位の比護君にたった1秒及ばずの5位でした。悔し過ぎます。

JCXエリート 1日目

前日は二色の浜1日目のJCXエリート戦。ルールを熟読して、23-24年シーズンにマスターズに出ていても唯一参加できるJCX兼JCFのエリートレース。例年通りであれば、来シーズンの全日本参加資格は、今シーズンで一旦リセットされるので、来シーズンの全日本マスターズ参加資格は失わないはず。もし失ったとしても、来シーズンの全日本エリート参加資格や出走順に関わるポイントを得られるチャンス。また、初会場なのでレーススピードでの試走目的と、エリートレースでの実力試しの目的で参加しました。2日目の方が大事なので、追い込み過ぎないようにも注意しました。

後方から追い上げました

1日目も2日目も、同じ駐車場所、同じバイク、同じ空気圧。1日目はゼッケン49番で、後ろから2列目のスタート。落車に巻き込まれて、機材破損や、怪我をしないように安全マージンを確保してスタート。徐々に順位を上げていきました。翌日を考えて、どこをどうやって走れば楽に速く走れるかを考え、力技では走らないようにしました。完走はぎりぎりできませんでしたが、-1LAPトップの24位。目的通り、翌日に向けての良い試走ができ、エリートレースでも十分に完走できる実力があることの確認ができました。レース後は、いつもはしないローラー台でのダウンを行ない、すぐにしっかり食べて疲労回復に努めました。

松林区間

砂浜区間

本番の2日目レースは最前列スタート。同じ列の達海選手や横山選手よりも前に飛び出し、ライバル笛木君を先頭に、すぐ後ろの2番手で最初のコーナーをクリアしました。横山選手にすぐ抜かれ、横山選手が1人抜け出して先頭へ。続いて笛木君、達海選手、私の順。コース序盤の松林区間では、達海選手が笛木君を抜くのに手間取って、どんどん横山選手に離されていく状況でした。総合4位の横山選手が優勝すると、私の総合3位が危うくなってしまうので、ここは達海選手に勝ってもらわないと困ります。そこは笛木君も同じはず。早く道を譲ってやってくれと思っていると、達海選手が笛木君を抜いてくれました。無事に横山選手に追い付いたのが見えたので一安心。

関西シリーズ最終戦 2日目

先頭2人には到底及ばないので、3位争いの展開に。川村君、笛木君、比護君、寺崎さんと私で争うような形。でも、この日は総合順位を考えて、笛木君よりも2つ上以上の順位でゴールすることが最大の目標。笛木君に大差を付ければ、自然と間に誰かが来るだろうと考えました。2、3周は笛木君と、つば競り合いでした。砂区間入り口で前に出て乗車で一気に離し、苦手な砂浜ランは何とか逃げ切って、得意な松林区間で離し切る作戦を意識して、わずかでも体力を温存させて走っていました。4周目あたりで作戦を実行して狙い通りに成功。その頃には、比護君が20秒近く先行し、私のすぐ後ろには寺崎さん、10秒以上離して笛木君、見えない位置まで後退した川村君という並びでした。運良く、比護君を私と寺崎さんで追いかけて、笛木君とどんどんと差を開けていける良い展開に持ち込むことができました。

砂浜からの階段後

後方を走る笛木君に誰か追い付いてくれと願いながら走るも、誰も追い付いて来ず。単独で走る笛木君に失速してくれと願うも失速せず。全日本の時の斉藤さんのような粘り強さを感じました。私の方は、笛木君を離すために力を使ったので、比護君や寺崎さんに勝つことは容易ではない状況でした。2人とも砂浜ランが速く、追い付くことも離し切ることも困難でした。

乗車へ

しかし、困難とも言っていられないので、松林区間で寺崎さんを離すように努力しました。松林区間は上手く走れば、パワーを使わず、離し切ることができる区間だったので。後で聞くと、寺崎さんは何度も千切られかけたそうですが、パワーで追い付いていたそうです。2周ほど一緒に走りましたが、砂浜ランで抜かれ、さらに比護君も抜いて、寺崎さんが3位、比護君、私の順番になりました。残り1周になって、比護君とは15秒程度の差で、両足がつりそうで追い付くのは厳しい状況でした。砂浜区間後半になって、後ろを見ると、笛木君は私の次の順位。無理矢理でも比護君に追い付こうと砂浜ランは全力走でした。乗車できる砂区間はわだちを上手くトレースできずに大きく失速してしまうこともありました。心拍数MAXの状態では、正確なコントロールができませんでした。それでも階段を登る頃には、比護君のすぐ後ろまで追い付きました。そこからさらに2つ目の階段を登る時には体力の限界で離されてしまい、最後のスプリントでも追い付けずに1秒負けました。ゴール後、笛木君よりも誰か先に来てくれと願いましたが、私の次は笛木君でした。あと1秒、あと2ポイントでの総合3位は本当に悔しいです。

砂浜ランがきつかった

関西シリーズ戦を振り返ると、信太山で落車して杭にぶつけたことで、STIレバーが折損して後輪がほぼロックし、ピットまでも長く大幅タイムロスしたことが痛かったです。あとは優勝できたはずの美山で、たった1度の落車で優勝できなかったことも反省点です。その他は、安定した好順位だったと思います。雨のマキノでは昨シーズンのような低体温症にならずに走り切れたこと、希望が丘や桂川では単独でパックから抜け出せたことは良くて、成長できたかなと思います。

ラップタイム

総合順位

今週末は、くろんど池。これで今シーズン最後のシクロクロス。表彰台目指して頑張ります。

そう言えば、秋ニセコグラベルはこの3人で走りました

関西CX第9戦 堺浜 9位

関西シクロクロス第9戦 9位

開催日:2024年1月28日

会場: 堺浜  0.3km+3.2km×8Laps

天候:曇り

コースコンディション:ドライ

リザルト:9位/79名出走

バイク:Ridley X-night

タイヤ:Vittoria テレーノMix TU 1.72bar/1.75bar

 

ロード選手が多数参加し、高速コースでもあったので、クリテリウムのような高速レースでした。パワーのない私ですが、空気抵抗を減らすことを意識し、パックで走ってメンバー考えたらまずまずの9位でした。

 

スタートは36-25でいつも通りの他選手よりも軽い設定。登り勾配だったので、他選手よりも少しだけ前に飛び出して、U23全日本チャンピオンの副島君、横山選手に続く3番手でしばらく走行。いつもインナーだけで走っていますが、この日は高速コースだったので、スタート以外は46アウターのみで走りました。

 

パワーのある選手達にできるだけ付いていって後続を離して、1時間走り切れるところで千切られて、速めの後続パックと一緒に走る作戦でした。狙い通りに上手くいき、中盤からは城島君や豊勝さんらとパックで走行。ミスなく周回を重ねていき、良いペースで走っていたら、川村君らのいるパックが見えてきました。牽制状態の為、ペースが落ちていたようです。

 

このままいけば、追い付けると思って走っていましたが、終盤になって前のペースが上がったようで追い付けませんでした。牽制状態の時にペース上げて一気に追い付けられれば、もっと良い結果が出たかもしれません。城島君もMM35の全日本チャンピオン。2人で良いペースで最後まで走れて、高速レースを楽しむことができました。

関西CX第8戦 富田林 6位

関西シクロクロス第8戦 6位

開催日:2024年1月21日

会場: 富田林  0.0km+2.2km×9Laps

天候:曇り

コースコンディション:マッド

リザルト:6位/56名出走

バイク:Focus Mares

タイヤ:Vittoria テレーノMix TL 1.75bar/1.78bar

 

終盤は川村君と笛木君との3人での4位争いになり、パワー負けで6位でした。優大が久しぶりの表彰台3位だったことが嬉しかったです。前日から当日朝まで降り続いた雨で路面は泥のコンディション。烏丸のようなとんでもなく重い泥ではありませんでしたが、それでもパワーが必要でした。コーナーも多く、ぬかるんだコーナーを無駄なく走るテクニックも必要でした。

 

スタートは先頭に飛び出して、長い直線で横山選手らに徐々に抜かされていくようにスタート。第1コーナーは5番手あたりで通過して悪くないスタートでした。この日は、コッシーさんの調子が良くて、スタートすぐに抜かされて二度と追い付けませんでした。後で思えば、2位になったコッシーさんに付いていくべきでした。

 

この日は、主に笛木君と周回を重ねていくことになりました。パワーでは完全に負けていて、差を空けても直線区間ですぐに追い付かれ追い抜かれることの繰り返し。コーナーが続く区間は、後ろに付いて休めていましたが、できればもう少しペースを上げたく、時々抜けても離し切れずに直線で抜かれてしまっていました。パワーも、テクニックもそこまでないので、最後まで4位パックから抜けられませんでした。

 

そんな中、優大はこの4位パックから抜け出して3位表彰台でした。泥コーナーの走りが上手く、単独で走る力もあり、さすがでした。私は、コーステープに引っかかって落ちてきた川村君と笛木君との3人で走り続け、ミスなく周回を重ねていきました。降車して抜かそうとしましたが、抜かしきれずに、ゴール手前のパワーが必要な直線区間へ。2人とパワー勝負しても厳しいので、全日本後の疲れも残っていたので、スプリント勝負は見送って6位でした。

全日本シクロクロス選手権 マスターズ40-49 優勝

第29回全日本シクロクロス選手権 1位

開催日:2024年1月13日

会場: 宇都宮ろまんちっく村  0.5km+3.0km×5Laps

天候:雪

コースコンディション:セミウェット

リザルト:1位/38名出走

バイク:Ridley X-night

タイヤ:Vittoria テレーノMix TU 1.8bar/1.8bar(テント内)

表彰台

40代クラス2連覇、30代クラスを含めると4連覇のかかる全日本は、今期も無事に優勝できました。

雪が降る中、ゴール

自宅から車で約600kmの宇都宮。移動疲れしないように飛行機&新幹線移動。1/7の希望が丘後、ネクストステージの島本さんに汚れたままのバイク2台を預け、私自身は飛行機+新幹線+路線バス移動して前日試走に間に合うように宇都宮に向かいました。洗車やチェーン清掃、全日本後のバイク輸送もお任せして、楽をさせていただきました。

右側へ

宇都宮は初めての会場で不安だらけ。過去に出場したことのある関西メンバーから事前のコース情報を聞いて、キャンバー、砂、山があって、希望が丘、烏丸、マイアミを集めたようなコースだとのこと。面白そうなコースだと思っていて、実際に走ってみても面白いコースでした。しかし、1週間前は晴れ予報だったのに、開催日が近づくにつれて雨または雪予報。出発前日に、どんな天気になっても対応できるよう、ウェア類は多めに持って行きました。

寒いので着込んでスタートを待つ

会場に着いてからの前日試走は、2時間フルに使って入念にコースチェック。簡単そうに見えても、スピードを上げていくほど難しくなるコースだという印象でした。三段坂は、あえてゆっくり登ったり、砂は、あえて轍を外して乗ってみたり、キャンバーは、あえてオーバースピードで走ってみたりして、どんな状況でも対応できるように。

第1コーナー

スタート前は、暖かいVittoriaテントを使わせてもらい、中で汗をかかない程度に10分弱だけ低負荷でローラー台を走りました。朝まで日差しがあって暖かかったのに、レース直前の13時半頃になって雪がちらつきました。寒いのは苦手。でも、厚着し過ぎると体の動きが悪くなるのでウェア選びは慎重に。薄手の汗冷えしづらいインナーと、薄手の長袖インナーを重ね着してワンピースを着用。40分のレースは、後半は吹雪いて7℃から1℃になったらしく、厚手の長袖インナーにしておいた方が正解でした。手袋も薄手のものだったので、厚手の方が良かったです。タイヤ空気圧は、暖かいテント内での調圧だったので少し高めの1.8barにしておきました。ボイル=シャルルの計算上、10℃低下で約0.1bar(10kPa)下がるので。

タイヤ空気圧と温度 - ロードバイク自由研究 感覚の数値化  (hatenablog.com)

単独先頭で三段坂へ

斉藤さん、田崎さん、藤田さん

スタート位置は、調子が良かった先週の希望が丘と同じイメージになるよう、第1右コーナーのイン側に当たる右側へ。いつも通りに36x25に合わせてハイケイデンススタート。國分さんがホールショットを取り、私は2番手で第1コーナーを通過しました。後続集団の気配を感じつつ、混雑に巻き込まれない間隔を取って砂区間へ。落ち着いて轍をトレースして、先頭単独で三段坂へ。確実に乗車クリアして、林間区間も試走チェックした通りに楽できるラインを選んで通過。林間区間を抜けたら後続を離していたので、このままゴールまで独走していこうと走っていたら、攻めたわけではないのに赤レンガ風の舗装部分でツルッと落車してしまいました。湿雪が溶けて濡れていたので滑りやすくなっていました。落車したのは失敗ですが、バイクにも体にもダメージがなくてラッキーでした。

斉藤さんは乗車

私は飛べない

せっかく抜け出していたのに、後ろから来た先頭集団と合流。コントロールラインまで気持ちを落ち着かせるように先頭集団内で走りました。強い56さん、田崎さん、太田さんよりも先行しているので焦る必要もありませんでした。2回目の砂区間からも1回目と同様に先頭に出て、単独で三段坂を無理なく乗車クリア。林間区間通過後は、斉藤さん、國分さん、藤田さんと4人ほどの関西メンバーで後続を離していました。このまま関西メンバーで上位独占だと思いながら先頭を走っていました。

雪で寒かった

滑りやすいコースの奥のキャンバー折り返し区間で、乗車に手こずっていたら、平坦になっている上側から藤田さんが軽々と抜いていきました。藤田さん、私、斉藤さんの順でシケインへ。斉藤さんはシケインを飛んでいき、私は抜かれて3番手。砂利道を藤田さんがガンガン踏んでいき、続く斉藤さんも追いかけ、私はその後ろ。藤田さんのパワーには敵わないので、後ろで大人しくしていました。

スムーズに走れた

そして3回目の砂区間。またまた先頭に出て、先頭単独で三段坂を乗車して林間区間を終えた時には後続と10秒程度の差を空けられました。この時くらいから、吹雪になって冷え込んで路面状態も変化。2回ほど意図せずに前輪滑ったり、後輪滑ったりでヒヤッとしました。それからは、滑りやすいコーナーやキャンバーは慎重に通過して、直線区間は無理しない程度に踏むようにしました。

追い上げる斉藤さんから逃げる

ラスト2周の三段坂は、寒さと疲れで乗車クリアが危うい状態でしたが、たくさんの応援があり、失敗できない良いプレッシャーをいただきました。最終周回も無事に三段坂を乗車クリアして斉藤さんから20秒近い差を確保。途中、斉藤さんに続く藤田さんとも擦れ違って、関西E1メンバー3人で表彰台だと思って、余裕を持って残りを走っていました。

慎重に走る

しかし、十分に差を空けていたはずの斉藤さんが凄い勢いで近づいてきて危険を察知。ピット前の芝区間は踏み込みました。結局1秒差でゴール。斉藤さんの粘り強さは油断できません。そして藤田さんは、まさかの4位。56さんの追い上げが凄かったようです。コンディションが悪化しているはずなのに最終周が最速ラップでした。

差を付けられた砂区間

今回良かったことは、砂区間と林間区間をミスなくスムーズにクリアできたことです。そこで差を空けられたので、他区間で余裕を持てました。寒さ対策も、お腹空かせないようにこまめに食べていたこと、最低限のウェアを着ていたことも良かったです。結果的には急速に冷え込んで体力低下もしていたので、もう少し厚着した方が良かったですが、冷え込まなかった可能性もあるので仕方なし。良くなかったことは、濡れて泥が付いたタイヤで舗装路を走って滑ってしまうことの予測ができていなかったこと、スパイクピンを準備していなかったので滑るキャンバーで手こずってしまったことです。関東ローム層だからなのか関西の泥よりも滑りやすく感じました。今回、飛行機移動だったので、スパイクピン回収されてしまうのではないかと持って行くことを躊躇していました。次は新幹線移動にします。

この3人で表彰台に乗りたかった

来シーズンの全日本は12月で同じ宇都宮。全日本エリートやUCIレースに出たい気持ちもありますが、色々と状況を考えると、また同じ全日本マスターズに出るのが良いと考えました。40代は層が厚くて挑戦しがいのあるカテゴリー。バイク輸送、洗車、ピット、写真撮影など、応援いただいた方々もありがとうございます。来シーズンもよろしくお願いします。

ラップタイム

オリンピックの鐘の人からも応援いただいた

関西CX第7戦 希望が丘 6位

関西シクロクロス第7戦 6位

開催日:2024年1月7日

会場: 希望が丘  0.1km+2.4km×9Laps

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ

リザルト:6位/78名出走

バイク:Ridley X-night

タイヤ:Vittoria テレーノMix TU 1.65bar/1.70bar

スタート

全日本U23チャンピオンや元エリートチャンピオンが5人も出走し、昨年末のマイアミ以上に豪華メンバーの中で6位。関西ランキング1位の川村君にも競り勝って、全日本1週間前に良い結果を残せました。

川村君を追走

スタートは小坂光選手の隣りの最右端で、最初の右コーナーを曲がるのに良い位置でした。他に左側に並ぶのは、沢田時選手、U23チャンピオンの柚木君、MTBチャンピオンの副島君、2列目ながら横山航太選手で、レベル違いの選手が多数。一緒に並んで良いのかと思いながら最前列でスタート。

追走2

追走3

大きなミスなくスタートして、狙い通りにレベル違いの5人が前、その次に川村君の順の7番手で登り区間へ。先頭を引くのは時選手で、少し控え目に(とは言え500Wくらい?)走ってくれたので、何とか千切れずに1分程度の登りをクリア。その次は、ある程度のスピードが出る下りで、全日本トップ選手達と走りました。付いていけたのは、ここまででした。

落車0でクリア

川村君には少し離されてしまい、2周目の登りへ。笛木君、コッシーさん、黒田君らと走行。この中で、僕が一番パワーがない感じで辛かったです。コッシーさんはシングルスピードなので、このコースでは厳しいはずと思っていましたが、全く問題ない様子で驚きました。しばらく、この4人程度で周回を重ねて、単独で走る川村君に迫っていくように走りました。

この区間は上手く走れなかった

安全に乗車せずにランニング

川村君が射程圏内に入ったところで、少しコーナーで膨らんだ笛木君を2回目の短めの登り手前で追い抜いて、後続から抜け出しつつ、川村君にも追い付きました。追い付いた後は、川村君の後ろにしがみついて、1回目の1分強の登りで更に後続を離すことができました。

ここの登りは楽しかった

その後は川村君と2人パックで走行。2回の登りだけが千切れそうになりましたが、その他は余裕を持って付いていけて、コーナー立ち上がりの加速は僕の方が速い感じでした。年明けすぐに新品チェーンに交換した為か、加速しやすいように感じました。

ゴールまであと少し

ラスト3周目あたりに、シケイン通過後に前に出て、ラスト2周目の1回目の登りは僕が前へ。千切るようなパワーはないので、体力温存の為に他の周回よりも7秒程度遅いタイムで登りをクリア。最終周回の登りでは、川村君が予想通りに千切りにかかってきて、かなり辛い状況でした。あとで登りタイムを見ると、スタート周回と同じでした。2回目の登りもかなり辛くて、足が完全に攣る寸前まで追い込んでいました。

最終コーナー

登りを終えて、抜くことに集中。シケイン直後に抜こうとしましたが、周回遅れ選手と混み合って抜けませんでした。その後の左コーナーでも追い抜きをかけましたが、上手くいかず。そして、最後のチャンスのコース幅広めの左コーナーで追い抜き成功。その後はラストスパートをかけて、ゴールまで何とか逃げ切りました。5位とは2分差、トップとは6分近い差で全日本トップ選手とは大差でしたが、関西ランキングトップの川村君には競り勝てて良かったです。

ゴールスプリント

ラップタイムは、6:58, 7:12, 6:57, 6:59, 7:01, 7:01, 7:06, 7:18, 6:54。2周目と8周目は自力で登った周回、他周回は引っ張ってもらった周回。パワー不足です。いよいよ1/13は全日本マスターズシクロクロス。体調管理に努めます。

子供らは凧揚げが楽しかったそうです

関西CX第6戦 マイアミ 8位

関西シクロクロス第6戦 8位

開催日:2023年12月24日

会場: マイアミ  0.2km+2.5km×8Laps

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ

リザルト:8位/69名出走

バイク:Ridley X-night

タイヤ:Dugast ピピスケアッロ TU 1.45bar/1.50bar

長い砂区間

先週の信太山で壊した左レバーは予備で置いてあった6700に交換。タイヤは昨シーズンの全日本用タイヤに交換。

寒さ対策もして臨んだマイアミは、豪華メンバーを考えると良い結果でした。

 

年末仕事の座り過ぎの疲れからか、ぎっくり腰手前の状態でしたが、前日試走へ。

シケインで飛び降りる度に腰が痛い。無理しない程度に、バイクの調子や、砂の感触を取り戻すように走りました。

松林区間はスムーズで速いラインを探していました。

 

当日も腰痛いので、薄いインナーの背中にカイロを左右に2つ貼って出走。寒さ対策にもなりました。

スタートは最前列の左端。

轍をできるだけトレース

スタートは長い直線で、あとでログを見るとMax47.5km/h。1bar近い空気圧で、大集団でコーナーに突っ込んでいくのは怖かったです。良い感じに集団のわちゃわちゃに巻き込まれずに、砂区間抜けたあとは3番手。

前には悠選手と達海君が見える位置。

 

すぐに島田さんに追い越され、芝生区間の直線ではぴったり後ろに付いて後続から逃げました。

比護君、川村君にも抜かれたものの、砂区間では集団に巻き込まれることなく、自分のペースで走れました。

 

しばらくして、ITさんや笛木君と抜きつ抜かれつの走行。2人ともランが速くて、ラン区間で負けていました。

砂以外のコーナーは、僕の方が速かったみたいなので、後ろに付かずに積極的に前に出るようにしました。

区間は、前を走る方が轍が良く見えて、落車や失速に巻き込まれることもないので。

 

丁寧に走っていたら、ITさんと笛木君、その後ろのコッシーさんや広大からも離すことができました。

前に、川村君、シマノレーシングの中井選手が見える位置。

川村君は、ちょっと厳しいが、中井選手は何とか捉えられそうだったので、残り2周ほど頑張りました。

 

松林区間で追い抜いて先行して砂区間へ。離し切ることができず、最後の長い砂区間の後半へ。

全乗車で行ってやろうとしましたが、周回遅れの人に引っかかって断念。

中井プロは水際をパワー乗車。僕にはそこを走るパワーはなく、抜かれてしまいました。

 

ラップタイムは、7:58, 8:20, 8:14, 8:05, 8:12, 7:55, 8:02, 7:51。結構ばらついていました。

まだまだ練習必要です。今回、レース中も、レース後も腰は痛くならず、カイロが効いたようでした。

後半まで足も良く回りました。

関西CX第4戦 烏丸 6位

関西シクロクロス第4戦 6位

開催日:2023年12月3日

会場: マキノ  0.1km+2.7km×7Laps

天候:雨

コースコンディション:マッド

リザルト:6位/48名出走

バイク:Focus Mares

タイヤ:前VittoriaテレーノMix TL 33c 1.70bar/後VittoriaテレーノMix TL 33c 1.73bar

降車した方が速かった

気温5℃程度の冷たい雨の中、最後までペースを維持して、6位に入りました。昨年、低体温症で後半ボロボロになって救護室行きになったのとは対照的で、最終周回まで体力を維持できたのが良かったです。

1周目。オーバーペースでも付いていった。

最前列6人で登り勾配スタート。36-27のギヤでいつもより1枚軽い。難なくホールショットを取り、いい感じでスタートできました。

長い登りがしんどかった

試走時は乗車できたところも、昼試走終盤から降り続いた雨で乗車困難になっていました。ゴセ選手でも降車しているのを見て、迷わずにV字キャンバー等は降車しました。短距離の急坂を乗車するのは得意なので、できれば乗車できるコンディションが理想でしたが仕方なし。東側の急坂区間は乗車できて、ここでは差を付けられました。

急坂区間は6回/7周乗車

1周目はペースが速くて、明らかなオーバーペースでした。それでも後続を離したいので、頑張って付いていきました。1周目のラップタイムは8:40。その後は力尽きて、単独1人旅。笛木君は3周目まで、川村君は2周目まで8:40程度のペースを維持していました。ゴセ選手は8分を切るラップもあって、さらに速い。

霰も降ってきて、過酷でした

2周目は力尽きて体力回復の周回でした。優大、藤川さんがすぐ後ろに迫っていて、精神的にきつかったです。何とか粘って、3周目からは自分のペースを作って、単独で周回を重ねていきました。滑りやすい路面は、大回りしてでも踏まないようにして、グリップが安定する芝生ラインを踏むようにしていました。安全第一走行でミスなく、ラップタイムも安定して自然と後続を離していけました。

ここが毎年面白い

残り2周になって、前を走るコッシーさんが失速しているのを見つけてペースアップ、さらに残り1周近くになって、川村君との差は10秒程度になり、川村君も失速しているのを見てさらにペースアップしました。長い芝生の登り坂区間頂上で、川村君にぎりぎり追い付きました。その後の下りでは呼吸を整えて、ゴールスプリントまでぴったり後ろに付いて休憩。そして、最後の登り舗装区間でスプリント。笛木君との争いで弱っていた川村君だったので、そこまで苦労することなく、先行できました。

V字キャンバー

寒さ対策として、網インナーに、薄手のモンベルジオライン、さらに春秋用のジャージの上に、薄手のベストを重ね着、レッグウォーマー、レインキャップ、防水スプレーを振りかけていました。おかげで昨年のように低体温症で失速することなく、最後まで走ることができました。1周目を除けば、7周目が最速でした。

芝がある部分を通るように

バイクは、当初はリムブレーキのX-nightで走る予定でしたが、試走でブレーキシューがかなり削れて、今日は最後までブレーキが持たないと断念し、ディスクブレーキ車に変更。ディスクブレーキ車は重いからマキノで使いたくなかったのですが、この日はディスクのFocus Maresで正解でした。最後までブレーキが効きました。

最後のシケイン

ゴールへ

ラップタイム

ラップタイム 赤字は8:50以下