ロードバイク自由研究 感覚の数値化 

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関西CX第7戦 信太山 優勝

関西シクロクロス第7戦 C1

開催日:2020年12月20日

会場:信太山

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ

リザルト:1位

バイク:Focus Mares Disc

タイヤ:VittoriaテレーノMixチューブレス33c 前後1.6気圧

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FOCUS MARES チューブレスタイヤ

根っこや尖った石があり、ドロップも複数あるので、パンクやチェーン落ちのトラブルが起きやすいコース。路面状況が良く見えるよう、集団なら前で走りたい。しかし、川村君が速く前に出られない。コース幅が広い、数少ない抜きどころでは、抜くどころか千切れそうになり、しがみつくのが精一杯。一方で、テクニカル区間では余裕を持って突つくように付いていけた。最終周回の下り区間に入ったところで追い抜き成功。終盤のテクニカル区間で離し、余裕を持ってスプリントできて優勝できた。

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序盤は2番手で走行

スタートは、一瞬出遅れたが、2番手で最初のコーナーを通過。その後、先頭がスリップダウンで落車。一瞬、ヒヤッとしたが巻き込まれることなくかわせた。しかし、コーナーイン側が開いてしまった隙を後続の川村君に抜かれてしまう。このまま最終周まで前に出られなかった。

 

しばらくして4人パックで進行。僕は2番手。後ろは前田君。もう1人はパンクで後退したらしく、最終周まで3人パックで走り続けることになった。直線区間は力強い川村君の先頭引きでハイペース。速度が上がるところは後ろにいる方が楽。しかし、根っこが多いところは、路面状況が見づらいのでトラブルのリスクが大。意図的に車間を取って路面状況を見えるようにしたが走りづらかった。ドロップ区間後の駆け上がりでは、どうしても車間が詰まって追突気味になるので、途中からは車間を空けるようにした。

 

3人とも全員ミスなし、トラブルなし。このコースでは凄いこと。途中、コントロールラインで前田君に抜かれて3番手に後退。抜かれると、1人抜き返すのも大変。誰かミスした時に順位を上げるつもりでいたが、誰もミスしなかった。

 

最終周に入るコントロールラインで、イン側から前田君を抜いて2番手へ。勝つには、ここで上がっておかないといけない最後のチャンス。パワーで負ける僕が一度に2人抜きするのは不可能。その後、砂利の直線区間で、先頭に上がるつもりでいたが、追い抜くどころか、千切れそうになりながら必死にしがみついた。次は、林の中の軽く下って登って下っての直線区間

 

下りきったところで少しジャンプすると、スピードに乗せたまま登れるラインがあるので、そこを走行。そのままの勢いで登り切って下りへと突入。この過程で、そこまでパワーをかけることなく先頭に出られた。

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ゴールスプリントに向けて、ここから少し離しておいた

次の難関ポイントは階段区間。毎周回、僕のバイクが重いのか、ランニングが遅いのか分からないけど、離され気味になっていた区間。しかし、ここさえ先頭通過できたら、優勝できる自信はあった。階段後半で抜きかかろうとする気配を感じたて必死で逃げて、何とか先頭を譲ることなく通過。

 

その後は、毎周回、階段区間で空いた間隔を縮め、追いついた後は、突つくように走れていた区間。先頭走行なので、詰まることがないので、集中して後続を離すように走行。最大10m以上は離せたはず。最後の登り直線前に、後ろを振り返ると、10mくらいの差はあった。気持ち的に余裕を持ったまま、力いっぱいスプリント。今期、負け続けていた川村君に初めて勝てて嬉しい。しかし、地元レースを奪ってしまった後の仕返しが怖い。

 

スタート前に、ネクストステージの島本さんに、音鳴りがひどかったディスクブレーキのメンテナンスをしていただいた。その後、音鳴りがなくなって、ブレーキコントロールもしやすくなった。今度からちゃんとメンテナンスしよう。

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貯金のおかげで余裕を持ったスプリントをしてゴール