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関西CX第4戦 烏丸 2位

関西シクロクロス第4戦 2位

開催日:2022年11月27日

会場: 烏丸 0.1km + 2.7km×7Laps

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ&マッド

リザルト:2位/56名出走

バイク:Ridley X-night Vブレーキ

タイヤ:前/後VittoriaテレーノDRY/DRYチューブレス33c 1.60/1.60bar

美山に続いて表彰台

WNP翌日の2連戦。前日の疲れが残った状態での重い泥路面のある烏丸。日当たりの良い南側と西側のキャンバーは路面が乾いていてグリップ良好だったので、少しでも楽に走るために迷わずにDRYタイヤを選択。これが良くて、ITさんに競り勝っての2位。2連戦でもここまで走れたことが嬉しかった。

娘の応援を受けて走行

前日は全日本マスターで、前列スタートできるポイントを取ることを一番の目的にして、今季の全日本と同じWNPに参戦。C1の60分レースではなく、マスターズ40歳代クラスなので短めの40分。まだ40歳ではないが、1983年生まれなので40歳代クラス。普通は30歳代クラスの方が速いはずだけど、1分前にスタートした30歳代クラスは全員抜いた。40歳代クラスは、恐ろしく速い人だらけでレベルが高い。ポイント0だったので、僕は最後尾6列目だったけど、1周目で4位に上がって、2周目以降は2位をキープ。優勝した筧さんには、無理しないと追い付かない感じだった。翌日もレースあるので無理せずに2位キープでゴール。ライバル達と比較して、砂はまずまず乗れたと思う。同じWNPでも、びわ湖マイアミと同様に、その日の天候によって大きく砂の状態が変わるだろうから、信太山キャンセルして12/18にもう一度走っておこうと思う。全日本まであと6週間。

ここだけは降車した

前置きが長くなったが、烏丸の話。昨年の烏丸は、重い泥に苦しめられた。MUDタイヤで走って全然駄目で、いつもは勝てる梶田さんにも負けてしまった。その時に梶田さんが付けていたタイヤはDRYタイヤ。昨年ほどではないにしても、粘っこい泥にはDRYタイヤが良いはずという印象があり、前述の理由もあって、DRYタイヤを使った。DRYタイヤのおかげで、平地区間は楽に走れたし、泥はけも良くて、本当に良かった。

後ろブレーキかけてスライドターン

スタートは、いつもと違うギヤ比にして、後輪がコブの上にあったので、ペダルキャッチ失敗。サドルにお尻を打ってしまい痛かった。いつもと違うことをしたら駄目だ。出遅れてしまったけど、最初のキャンバー入口には、5番手あたりで入り、キャンバーをミスなくこなして、ピットのある平地区間では2番手グループの川村君列車の2両目。良い位置に位置取りできた。

ITさんが迫る

笛木君も一緒に走っていたが、途中で飛び出した。僕にはオーバーペースなので、川村君の後ろで休む。2周目に入ると、調子悪いのか川村君が失速した。笛木君も、どこかでミスしたのか少し離れてしまい、僕が単独2位で走ることになった。シングルスピードのコッシーさんがすぐ後ろ。僕の前日の疲れも出てきて、今日は負けるかもと思った。気付くと、コッシーさんも離れていて、少し休みながら走行。そうしていると、ITさんが一気に追い付いてきて、僕のすぐ後ろまでやってきた。先週の年代別烏丸と似たような展開に。

競り合い1

競り合い2

ITさんも僕と同じWNPを走っていて疲れているはず。全日本も同じ40歳代クラスを走るので負けられないので本気モードになった。勝負のラスト周回コントロールラインはITさんが先行。これも先週烏丸と同じ展開。最初のキャンバー手前の泥区間は、フルパワーで踏んで、キャンバー入口は僕が先行した。キャンバー出口は前輪が軽く滑る限界速度で脱出。そこで少し差を空けられた。次の泥区間も抜かれないように思い切り踏み込んだ。そして、キャンバーを出た後にもう少し差を空けられた。

少し差を空けられた

あと少し 必死で逃げた

しかし、全然安心はできない。平坦区間は明らかにITさんが速い。必死に逃げて、南側の連続キャンバー区間も心拍数MAX状態で、全集中してミスなくこなしていった。そして、またもや苦手な平坦区間。限界で踏んで逃げた。そして最後のキャンバーへ。ワンミスが命取りの中、体力も限界の中、ミスなく通過。そして最後の直線へ。体力が残っていないので、スプリント勝負になったら負けそうなので、何度も何度も振り返った。そして勝ったことを確信できた。久しぶりに限界まで追い込んで走ったレースだった。

振り返り1度目

振り返り2度目

優勝したのは堀川君で3分強の差を空けられてしまった。数年前までは、だいたい勝てていたのに、本当に強くなった。ITさんも今季強い。初めてのC1表彰台だったとのことで僕も嬉しい。次はパワーコースのマキノ。寒い雨予報だけど、寒さに負けずに頑張ろう。

何とか逃げ切った