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関西CX第11戦 二色の浜5位、総合3位

関西シクロクロス第11戦 5位

開催日:2024年2月12日

会場: 二色の浜  0.1km+2.4km×8Laps

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ/サンド

リザルト:5位/72名出走

バイク:Ridley X-night

タイヤ:Dugast ピピスケアッロ TU 1.65bar/1.68bar

総合表彰

10月22日から始まった関西シリーズ最終戦。今回は総合ポイントで総合順位が決まり、賞金も決まる大事なレースでした。2位なら3万円、3位なら1万円で、第10戦終了時点で総合3位。総合2位の笛木君とは僅か12ポイント差でした。最終戦で2つ上以上の順位でゴールすれば20ポイント以上の差となり、逆転2位になれるので、どうしても良い結果を残したいレースでした。結果は、笛木君に41秒差で狙い通りに大きい差で勝ったものの、順位は、たった1つしか変わらず、僅か2ポイント及ばない総合3位でした。順位1つ上げるには、比護君に勝つ必要がありましたが、4位の比護君にたった1秒及ばずの5位でした。悔し過ぎます。

JCXエリート 1日目

前日は二色の浜1日目のJCXエリート戦。ルールを熟読して、23-24年シーズンにマスターズに出ていても唯一参加できるJCX兼JCFのエリートレース。例年通りであれば、来シーズンの全日本参加資格は、今シーズンで一旦リセットされるので、来シーズンの全日本マスターズ参加資格は失わないはず。もし失ったとしても、来シーズンの全日本エリート参加資格や出走順に関わるポイントを得られるチャンス。また、初会場なのでレーススピードでの試走目的と、エリートレースでの実力試しの目的で参加しました。2日目の方が大事なので、追い込み過ぎないようにも注意しました。

後方から追い上げました

1日目も2日目も、同じ駐車場所、同じバイク、同じ空気圧。1日目はゼッケン49番で、後ろから2列目のスタート。落車に巻き込まれて、機材破損や、怪我をしないように安全マージンを確保してスタート。徐々に順位を上げていきました。翌日を考えて、どこをどうやって走れば楽に速く走れるかを考え、力技では走らないようにしました。完走はぎりぎりできませんでしたが、-1LAPトップの24位。目的通り、翌日に向けての良い試走ができ、エリートレースでも十分に完走できる実力があることの確認ができました。レース後は、いつもはしないローラー台でのダウンを行ない、すぐにしっかり食べて疲労回復に努めました。

松林区間

砂浜区間

本番の2日目レースは最前列スタート。同じ列の達海選手や横山選手よりも前に飛び出し、ライバル笛木君を先頭に、すぐ後ろの2番手で最初のコーナーをクリアしました。横山選手にすぐ抜かれ、横山選手が1人抜け出して先頭へ。続いて笛木君、達海選手、私の順。コース序盤の松林区間では、達海選手が笛木君を抜くのに手間取って、どんどん横山選手に離されていく状況でした。総合4位の横山選手が優勝すると、私の総合3位が危うくなってしまうので、ここは達海選手に勝ってもらわないと困ります。そこは笛木君も同じはず。早く道を譲ってやってくれと思っていると、達海選手が笛木君を抜いてくれました。無事に横山選手に追い付いたのが見えたので一安心。

関西シリーズ最終戦 2日目

先頭2人には到底及ばないので、3位争いの展開に。川村君、笛木君、比護君、寺崎さんと私で争うような形。でも、この日は総合順位を考えて、笛木君よりも2つ上以上の順位でゴールすることが最大の目標。笛木君に大差を付ければ、自然と間に誰かが来るだろうと考えました。2、3周は笛木君と、つば競り合いでした。砂区間入り口で前に出て乗車で一気に離し、苦手な砂浜ランは何とか逃げ切って、得意な松林区間で離し切る作戦を意識して、わずかでも体力を温存させて走っていました。4周目あたりで作戦を実行して狙い通りに成功。その頃には、比護君が20秒近く先行し、私のすぐ後ろには寺崎さん、10秒以上離して笛木君、見えない位置まで後退した川村君という並びでした。運良く、比護君を私と寺崎さんで追いかけて、笛木君とどんどんと差を開けていける良い展開に持ち込むことができました。

砂浜からの階段後

後方を走る笛木君に誰か追い付いてくれと願いながら走るも、誰も追い付いて来ず。単独で走る笛木君に失速してくれと願うも失速せず。全日本の時の斉藤さんのような粘り強さを感じました。私の方は、笛木君を離すために力を使ったので、比護君や寺崎さんに勝つことは容易ではない状況でした。2人とも砂浜ランが速く、追い付くことも離し切ることも困難でした。

乗車へ

しかし、困難とも言っていられないので、松林区間で寺崎さんを離すように努力しました。松林区間は上手く走れば、パワーを使わず、離し切ることができる区間だったので。後で聞くと、寺崎さんは何度も千切られかけたそうですが、パワーで追い付いていたそうです。2周ほど一緒に走りましたが、砂浜ランで抜かれ、さらに比護君も抜いて、寺崎さんが3位、比護君、私の順番になりました。残り1周になって、比護君とは15秒程度の差で、両足がつりそうで追い付くのは厳しい状況でした。砂浜区間後半になって、後ろを見ると、笛木君は私の次の順位。無理矢理でも比護君に追い付こうと砂浜ランは全力走でした。乗車できる砂区間はわだちを上手くトレースできずに大きく失速してしまうこともありました。心拍数MAXの状態では、正確なコントロールができませんでした。それでも階段を登る頃には、比護君のすぐ後ろまで追い付きました。そこからさらに2つ目の階段を登る時には体力の限界で離されてしまい、最後のスプリントでも追い付けずに1秒負けました。ゴール後、笛木君よりも誰か先に来てくれと願いましたが、私の次は笛木君でした。あと1秒、あと2ポイントでの総合3位は本当に悔しいです。

砂浜ランがきつかった

関西シリーズ戦を振り返ると、信太山で落車して杭にぶつけたことで、STIレバーが折損して後輪がほぼロックし、ピットまでも長く大幅タイムロスしたことが痛かったです。あとは優勝できたはずの美山で、たった1度の落車で優勝できなかったことも反省点です。その他は、安定した好順位だったと思います。雨のマキノでは昨シーズンのような低体温症にならずに走り切れたこと、希望が丘や桂川では単独でパックから抜け出せたことは良くて、成長できたかなと思います。

ラップタイム

総合順位

今週末は、くろんど池。これで今シーズン最後のシクロクロス。表彰台目指して頑張ります。

そう言えば、秋ニセコグラベルはこの3人で走りました