関西シクロクロス第2戦 C1
開催日:2021年11月7日
会場: 0.5km+2.1km×10Lap
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
リザルト:1位/45名出走
バイク:Ridley X-night TRP製ミニVブレーキ
タイヤ:VittoriaテレーノWet/Mixチューブレス31c 前/後1.65bar
立体的な山コースとパターゴルフの芝コースが組み合わさった毎年番狂わせのテクニカルコース。雨になると非常に難しくなるコースだが、今年は珍しくドライ路面。賞品はお米や野菜で、勝ちたい気持ちが特に強い会場。前日試走をしっかりして、初導入のナローWetタイヤの空気圧をベストに合わせ、大きなミスなく走り、最終左コーナーからの超短距離スプリントで、2番手から追い上げて、ぎりぎりねじ込んで優勝できた。
この日の為に準備したナローWetタイヤ。フロントにWet履いて、リアにMixを履く組み合わせで、前後とも31c。例年、泥っぽいので、泥詰まり防止のために、太い33cではなく、31cにした。しかし、今年は珍しく、ほぼドライ路面。前日試走で、富田林で走りが軽く、グリップも良いと感じたDryも選択肢に入れて乗り比べてみた。
結果、Wetパターンのグリップ力が凄く良くて、ドライ路面であってもパワーよりもコーナリング性能が要求されるコースの印象に変わりはないので、Wetを選んだ。さすがにリアもWetでは重くなり過ぎると思い、最初から準備なし。ナロータイヤなので、ハンドリングが軽い。空気容量が小さくて空気圧に敏感になったので、いつもの0.1bar刻みではなく、0.05bar刻みで合わせた。当日も気温変化で変わりやすいので、エア漏れ確認も含めて、こまめに空気圧チェック。
スタートは、五條や富田林と違い、直線が短く、すぐにテクニカルになるので、先頭通過を狙って全開スタートダッシュ。狙い通り、先頭に出た。先頭に出てからは、1つずつ丁寧にコーナーを通過していった。序盤でミスしたら、大幅ロスになるので。安全走行をしていたら、堀川君に抜かれて、芝コースから山コースに入る時には2番手。無理して追わず、ドロップしてアップするV字区間は十分に減速して安全走行、山の中の下りも安全走行、芝生区間と登りだけは踏み込んで周回を重ねた、一方で、堀川君は、グイグイと飛ばしていき、最大30秒程度の差まで広げられてしまった。
堀川君が単独トップ、僕と岸君は20~30秒差の2位パック。その後ろは、気にしなくて良いほどの差。岸君はこの日まで全然知らず、後ろで「怖い怖い」と何度も言いながらも、ずっとぴったり付いてきた。登りで踏んで離したのに、下りで追い付かれ、得意の芝生区間で飛ばしてもぴったり付かれ、ベストラップ出した6周目にもミスなく付いてきた。
何者だと思いながら走っていたら、トップを走る堀川君がV字区間で何か大きなミスをしているのが見えた。6周完了時に約30秒あった差が、7周完了時に6秒まで詰まった。後で聞くと、V字区間後に足が攣ってペース上げられなかったらしい。8周目に、ついに先頭交代して、一気に離しにかかったが離し切れなかった。その後、何度か抜きつ抜かれつして最終周回へ。僕が先頭で山区間へ。
僕の方が余裕ありそうだったので、登りで一気に離そうと考えた。しかし、V字区間はミスしないよう安全走行した際、V字区間の登り返しで堀川君に横に並ばれ、行き場を失って降車した。チェーン落ちや落車の大ミスは絶対にしないように落ち着いて対処。登りですぐに追い付ける自信はあったので。予定通り、登り頂上では、ほぼ横並びになるまで追い付いた。その後は、呼吸を整えて、追い抜くタイミングをうかがった。山から下りた芝区間が追い抜きポイントだったが、周回遅れの選手がいて、堀川君も飛ばしていったので追い抜きは断念。この時には、岸君とは、結構な差を空けていたので、2人勝負に集中。
針に糸を通すように、何度も追い越しをかけて、何度か接触しながら、前に出ようとしたが、出られず。気付けば、すぐ後ろには、岸君がいた。そのまま、最終左コーナーへ。曲がったら、30m程度しかないような非常に短い直線。横並びで曲がってスプリントしてハンドル投げて、先頭でゴールラインに届いた。勝った自信はあったが、写真判定になって優勝。勝てて良かった。ここまで攻められたのも、ナローWetタイヤのおかげ。また、リドレーX-nightの反応性の良いバイクのおかげ。来週は、加古川シクロクロス。初めてのコースなので楽しみ。