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理科好きエンジニアが自転車を自然科学で考える

関西CX第5戦 琵琶湖GP M40-49 優勝

関西シクロクロス 琵琶湖GP M40-49 優勝

開催日:2023年11月26日

会場: 烏丸  0.1km+3.0km×4Laps

天候:晴れ

コースコンディション:Dry

リザルト:1位/25名出走

バイク:Ridley X-night

タイヤ:前VittoriaテレーノMix TU 33c 1.72bar/後VittoriaテレーノMix TU 33c 1.75bar

M40-49 優勝

全日本前に出られる唯一の年代別JCFレース。全国から集まった40代。ほぼ全日本メンバーの中、優勝できました。

スタート前

手づかみしたトンボを見せられる。午前はモンシロチョウも手づかみしていた。

出走は、関西E1の、斉藤さん、井上さん、ITさん、織田さんに加え、普段一緒に走ることのない関西M1の國分さん、関東からの石川さん、太田さんら。國分さんは先週の野辺山で2連勝、石川さんとは昨シーズンの全日本で争い、太田さんは富士ヒルで足元にも及ばず。斉藤さんには美山で負けて、井上さん、ITさんも手強く、フィジカル的には負けているはず。誰が勝ってもおかしくないメンバーでした。普段のE1レースよりも緊張して前夜は眠れず、当日もUCIエリートを観る心の余裕もあまりない状態でした。

ハイケイデンススタート

ゼッケン番号は8番で、ぎりぎり最前列でした。両端しか空いておらず、キャンバーでイン側になる側の右側を選択。スタート前に、娘がトンボを手で捕まえたと言ってきて、ちょっと緊張が解けた気がします。

レース序盤

スタートは、いつも通りに36-25でハイケイデンスダッシュして狙い通りに3番手あたりでキャンバーセクションへ。色んな人がいるので、落車に巻き込まれないように、キャンバーの上側を走るようにしていました。難なく最初のキャンバーを通過し、順調に2つ目、3つ目のキャンバーも通過し、良い感じでピットのあるフラット区間

石川さん先頭に走行

乾いてきた路面状態や、メンバーの状態も分からないので、周りに合わせて付いていきました。ペースは、ゆっくり目で、石川さん、斉藤さん、井上さん、ITさん、國分さん、私の5、6人が一緒に走るような状況でした。私は、キャンバー区間で空気圧が少し高いのか、テクニックがないのかグリップが効かずに少し遅れてしまうような感じでした。それでもキャンバー後にすぐに追い付けるので、焦らずに走ることはできていました。

國分さん落車

キャンバーがうまく走れなかった

2周目のキャンバー区間で、先頭の國分さんが落車したものの、巻き込まれることなくかわせました。車間を詰めておらず良かったです。その後、ITさんも追い付いてきて、ピットのある平坦区間ではITさんが先頭へ。ペースが上がって、ちょっとしんどいなと思いながらも付いていきました。そして、そろそろ前に出ようかと思い、キャンバー連続区間に入る直前で私が先頭へ。

先頭へ

前に誰もいないので、前と詰まることなくキャンバーを攻めていけました。しかし、前に出ると無理をしがちになるので、先日の美山で先頭に出て焦ってしまった時のこと、國分さんが落車してしまったことを思い出して、攻めすぎないように走っていきました。直登区間は、周りが降車する中、乗車クリアしていきました。キャンバー区間を終えると、後ろには誰もおらず、残りは1周強なので勝つために踏めるだけ踏んでいきました。ラップタイムは、8:09→8:09→7:49→8:02と踏んだ3周目は20秒速くなっていました。

乗車クリア 後続と差を空けられたはず

乗車が難しい直登

最終ラップは、十分に差を空けたので、落ち着いて走り、そのままゴール。2位は16秒差で斉藤さん、3位は井上さん、4位は石川さん、5位はITさんでした。全日本もこの調子で頑張りたいと思います。

オーストラリアチームと また記事書きます

関西CX第3戦 烏丸 5位

関西シクロクロス第3戦 5位

開催日:2023年11月19日

会場: 烏丸  0.1km+3.0km×7Laps

天候:晴れ

コースコンディション:マッド

リザルト:5位/54名出走

バイク:Focus Mares

タイヤ:前VittoriaテレーノDry TL 33c 1.70bar/後VittoriaテレーノDry TL 33c 1.73bar

 

重い路面に苦しめられながらも最後まで集中力を切らさずに落車なし。

混戦の5番手争いも耐えて、5位でゴールしました。

 

家の車の調子が悪いので、朝起きてすぐに実家まで自転車移動すること片道30分。

実家の車を借りて再び自宅に戻り、バイク2台と泥レースセットを積み込みました。

泥に備えて、お風呂の残り湯をタンクに入れて、バッテリー式高圧洗浄機を準備。

できれば前日準備したかったのですが、色々と予定があって当日準備となりました。

時間もなく、考えることも多く、いつもよりもレース前に食べる量が少な目でした。カロリーメイト2つ分くらい。

 

会場着いて、バイクセッティングして試走への準備。

いつもならキャリアから降ろしてすぐに乗れる状態ですが、前後輪の組み立てから始めないといけず、

ちょっとしたことですが、この時間と手間が結構負担になります。

いつもと違うことをすると、ちょっとしたことでも気になってしまい、レース前はできれば避けたいです。

 

レンタカー借りて前日試走にも行っていたので、ある程度のコースは把握できていました。

当日の昼からの試走は、路面が少し乾いて、少しだけ走りやすくなっていました。

前日試走しておくと、心の余裕が持てます。

 

レーススタートは、クリートがすぐ嵌まり、トップで第一コーナーへ。

その後の泥区間で遠慮してしまって、3番手あたりでキャンバーへ。キャンバーは先頭か2番手で入るべきでした。

キャンバー出口で前走者がストップしそうだったので迷わず降車。

その後の泥区間で、前とつっかえてしまい、次々と抜かれてしまいました。

キャンバー区間で、Dryタイヤではグリップ不足なのか少し離されてしまいました。

 

先頭パックから完全に出遅れてしまい、その後のキャンバーの処理がスムーズにいかずに、

ますます先行を許してしまいました。2周目に入ってからは、藤川さんの泥区間でのハイパワー乗車に、

完敗して6番手あたりに後退。そのすぐ後ろには、ITさん、優大、井上さん、斉藤さんがいて休めない状況。

 

単独先頭で走ることが多かったですが、すぐ後ろまで迫ってくることもあり、ワンミスや体力不足による失速で順位を大きく落としかねない状況で厳しい展開でした。

 

井上さんに遂に抜かれてしまい、絶対に離されないように耐えました。

残り周回と自分の体力と相談しながら、踏むところと休むところを意識しました。

ラスト2周で少し前に出られたので、ラスト1周は全力で。

他の周回よりも10~20秒速いラップタイムで走り、前を走っていたコッシーさんをかわし、

井上さんからは何とか逃げ切って5位でした。

 

久しぶりに体力の限界近くで走るレースでした。

厳しい中でもペースを維持して大きなミスなく最後まで走り切れたことは良かったです。

直登区間は全周回乗車できたことも自信になりました。宇都宮でも登れるはず。

反省点はいつもよりも食べる量が少なくてハンガーノック気味だったこと、

睡眠が取れなかったこと、湿ったキャンバーコースでDryタイヤは少々厳しかったことです。

 

この日は2位の笛木君がとても速くて驚きました。

藤川さんは今年は調子良いようなので、負けないように頑張りたいと思います。

 

ラップタイム

9:26

9:39

9:46

9:50

9:41

9:49

9:30

関西CX第2戦 美山向山 3位

関西シクロクロス第2戦 3位

開催日:2023年11月5日

会場: 美山向山  0.5km+2.3km×8Laps

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ

リザルト:3位/50名出走

バイク:Ridley X-night ミニVブレーキ

タイヤ:前VittoriaテレーノMud TL 31c 1.70bar/後VittoriaテレーノMix TL 31c 1.73bar

 

優勝できたと思ったのですが、焦った為か何ともないところで前輪を滑らせて落車。3位となりました。

 

スタートはクリートキャッチに少し手間取り、4番手あたりで最初のコーナーを通過。

笛木君、川村君、松井さん、僕の順。特に目立った展開はなく周回を重ねると、川村君、斉藤さんと僕の3人が先頭を変わりながら先行し、すぐ後ろには藤川さん。

 

川村君と斉藤さんは2回ほど落車していましたが、すぐに復帰。

藤川さんと僕は落車なしに周回を重ねていきました。

 

ラスト3周くらいになり、斉藤さんと藤川さんを振り切りたいので、川村君のパワーを借りながら、登り区間でペースアップを図りました。藤川さんは離し切りましたが、斉藤さんはあと1歩離し切れずに下り区間で追い付かれてしまいました。

 

それでも最終ラップの登り区間で、川村君とフルパワーで踏んで、下り区間でぎりぎり追い付かれない程度には斉藤さんを離し、残りは川村君との勝負。

抜く隙を伺いながら、ピット通過後の登りで失速したところを抜きました。

 

あとは得意区間で、山を下って芝生に出たところで追いつかれなければ優勝は固いので、少しでも離すために、これまでの周回以上に踏み増しました。しかし、何ともないところで前輪が窪みに入り、ハンドルを切った瞬間にスパッと前輪がスリップダウンして落車。ハンドルの固定が45度くらい曲がってしまい、川村君斉藤さんに抜かれて3位に終わりました。たった一度の落車でしたが、大事なところでの丁寧さが足らず、大きなミスとなってしまいました。

 

御坊は病み上がりで体調がいまいちでしたが、美山は完全回復して優勝争いを十分にできることが分かったのは良かったです。次は烏丸。キャンバーでの丁寧さが求められるので、焦らず頑張ります。

関西CX第1戦 御坊 4位

関西シクロクロス第1戦 4位

開催日:2023年10月22日

会場: 御坊  1.4km×15Laps

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ

リザルト:4位/54名出走

バイク:Ridley X-night ミニVブレーキ→Focus Mares Discブレーキ

タイヤ:前VittoriaテレーノMix TU 1.80bar/後Dugast ピピスケアッロTU 1.85bar

→前後VittoriaテレーノDry TL 1.85bar/1.90bar

 

今季初レース。9/24はニセコグラベル、9/26から1週間のドイツ出張、帰国後に初めてのコロナにかかって、熱が下がってから2週間後のレース。ニセコ以降は、自転車にほとんど乗れておらず、体調も最悪だったので、DNSも考えましたが、レース1週間前に稲益君らと花背などの京都北山を走って、まずまず走れたので出走しました。

 

機材準備の方も、あまり時間がないながらコツコツと準備して、間に合わせました。

チューブラータイヤは、リムセメントを1度塗りだけして、ホイール側にチューブラーテープを貼って、自分で装着しました。ホイールは、大先輩からいただいたボーラで最高の機材。Focus Mares用のディスクブレーキホイールは、ニセコグラベルから導入したMavic Cosmic SLR 32で、グラベルキングタイヤを外し、シーラントを再利用してテレーノDryを装着。

ボーラ装着

御坊は、昨年のイメージでは軽い路面のスピードコースでしたが、増水で砂が流入したらしく、重い路面のパワーコース。びわ湖マイアミほどの砂ではありませんでしたが、その次くらいに砂路面が多数で、開幕戦&病み上がりの身体にはきついコースでした。

スタート前

スタートは、昨年のAJOCCランキング順で、3番目のコールアップ。ぎりぎり砂が浅めのコース左側に並べました。しかし、右隣りは、砂が上手く、スタートも上手いコッシーさん。砂スタートなので、いつもよりも1枚重いスプロケットにしました。いつもの硬い路面だと、少々の無理はできますが、わずかにコッシーさんに前に出られて、左隣りの川村君には何故か路面が重くなる側の僕側に寄られて、2人に挟まれる形になったので無理せずにコッシーさんに前を譲りました。先頭から堀川君、川村君、コッシーさんの順で、間に1人入って、僕は5番目になりました。

少し出遅れた

前3人と少し空きましたが、砂区間が終わる頃には4番手へ。次は芝生区間。ここでボーラのおかげか、スッと進んですぐに前3人に合流して、後続とは差を空けて、先頭4人パックになりました。4人パックのまま、1周目が終了。後続とは11秒差。

スタート地点

2周目は、じわじわと堀川君に離され、川村君にも離されていきました。体調万全であれば、付いていけたと思いますが、まだまだ先は長いので、無理せずに自分のペースを守りました。4周目あたりで川村君が落車してバイクトラブル。そして単独2番手に浮上。しばらくして、川村君に再び抜かれ、コッシーさんにも追い付かれました。

川村君が落車

コッシーさんが迫る

トラブルになると失速することも多い川村君ですが、今年は調子が良いみたいで、すぐに立ち直って、さらにペースアップしていました。ニセコグラベルを一緒に走って、ガンガンと前を引いていたので、調子の良さは予想通りでした。それよりも驚いたのがコッシーさん。芝生区間は問題なく付いていけますが、砂テクニックの差が出て、周回を重ねるごとに苦しめられました。まだ付いていけると粘っていましたが、段々ときつくなってきて、追いかけるのを断念。

じわじわ離される

後続とはかなり差が開いていたので、残りはマイペースで走り、せっかくだからとバイク交換もして、Focus Maresの走りも確認しながら走りました。しかし、5番手の笛木君がすぐ後ろにいることに気付き、バイク交換してバイクに慣れない状況の中で抜かれてしまいました。残り2周。後半は絶対に負けてはいけないとペースアップ。無事に最終周回で離して、4番手でゴールしました。

笛木君に抜かれる

機材トラブル起こさないようにと、空気圧を0.1barほど高めていましたが、昨年のようなガレた区間はなかったので、結果としてはいつも通りの空気圧か、砂が多かったので、0.1barほど低めでも良かったかもしれません。芝生区間はスピードが乗りやすいコース設定で楽しめました。ボーラのおかげか、楽に速く走れたと思います。前輪のみに付けたテレーノMixは、スリップダウンする選手が多い中、グリップ良好で安心して攻められました。一度フロントがスリップしましたが、粘るグリップに助けられました。後輪はノブが低いタイヤで、芝生ではスリップしやすくて気を遣うタイヤですが、砂路面向けには走りやすく感じました。

気を遣った下りコーナー

まだバイクコントロールも、体力も調子が出ていない状況ですが、調子を取り戻していきます。

全日本シクロクロス 男子マスターズ40-49 優勝

開催日:2023年1月14日

会場: WNP 0.3km + 2.5km×5Laps

天候:曇り

コースコンディション:ほぼ砂地

リザルト:1位/56名出走

バイク:Ridley X-night ミニVブレーキ

タイヤ:Dugast ピピスケアッロ33mm 1.65/1.75bar

砂走り

今季最大目標だった全日本で優勝しました。30代クラスと合わせると3連覇。初めての40代クラスは、富士ヒル優勝者、ニセコクラシック優勝者など、恐ろしく強い人が多い。今季のWNP_JCF3戦でも、1分前スタートの30代クラス全員を、40代クラスの上位勢が抜いてしまうほど。強い40代クラスで勝つ為に色々準備してきて、勝つことができたので本当に嬉しいです。

スタート

まずは機材準備から。WNPで全日本が開催されると知って、砂用のDugastチューブラータイヤを準備。中古の7850カーボンチューブラーホイールを持っていたので、それに装着しました。子育て世代のサラリーマンにとっては、無理のない機材選択です。リムブレーキの選択もその1つ。

1周目の砂下り

年末の関西マイアミレースでは、砂を噛むと駆動系の異音がしたり、試走でチェーン落ちしたりしていたので、全日本直前に、インナーチェーンリングとチェーンを新品に交換。6800クランクと105チェーン&スプロケだけど、新品にしたら、デュラエースかと思うほど見違えるほど良くなりました。改めてメンテナンスの重要性を感じました。

2周目のピット過ぎの砂区間

身体の方は、30代後半になってから、ぎっくり腰や股関節が痛くなって普通に歩くことも困難になることが時々起きていたので、前年40代優勝者の田崎さんの動画を参考にして普段からストレッチをするようにしました。自転車だけ乗っていると足腰が弱り、シクロクロス翌日の足腰の疲労が大きくなるので、普段から週1程度の5kmまでの軽いランニングをするようにしました。そのおかげか、今季はトラブル0を継続中です。その他、ヘルメット、ウェア、雨対策、寒さ対策、食事、睡眠、移動疲れ対策等、色々工夫しました。しかし、書き切れないので、ここからはレースの話へ。

抜きつ抜かれつ

全日本スタートは8番ゼッケンで、ぎりぎり最前列。スタート順は、JCF3戦と、なぜかエントリー締め切った後の後出し追加の土浦1戦のポイントランキングで決まります。時間もお金もなく、関西戦とも被るので、WNP_JCF3戦だけに出ました。それでもJCF3戦翌日は関西烏丸戦となるので、JCF3戦は最後尾スタートから極力体力使わないように走って、3位生田目さんにぎりぎり勝って2位となり、狙いのポイントを獲得。優勝した筧さんは、序盤から1分近く先を走っていて、途中で追いかけるのを諦めました。同じ最前列スタートだったら、競り合うことになって、翌日の烏丸戦で走れなかったかもしれません。

ここ飛ぶの凄い。僕は20cmまで。

話を戻して、全日本スタートの横並びは最右端で、梶田さんの隣り。スタート時にこちら側に倒れないでねとお願いしておきました。僕のいつも通りに、36-25の歯数でスタートダッシュ。余裕を持って前に出られたので、第1コーナーのイン側に当たる最右端は落車巻き込まれのリスクが高いので、コース中央寄りに移動。スタートの直線は長く、先頭で走ると空気抵抗的に不利なので、無理して先頭を走らずに第1コーナーへ。イン側が踏み固まっていて速く走れるのは知っていましたが、落車巻き込まれ防止対策で、走る人が少ないはずのコース中央を先頭で走りました。

独走へ

シケイン過ぎてからの林間区間は4番手。前3人には、石川さんITさんが入っていました。僕は少し間を空けて走行。後続とは差があり、無理してコーナーを攻める必要はないので、車間を空けて安全走行。前3人の走りやラインを見て、どこを走るのが良いのかと観察しました。ピット過ぎてからの砂区間で1人が前転落車。前方落車に備えて十分に車間を空けていたので問題なく回避。砂区間通過後すぐにITさんを抜き、勝負所となる砂丘区間は石川さんの真後ろへ。

前転が起きた1周目 車間空けていたので問題なく回避

前転しやすい砂丘下りは、慌てずゆっくり確実に進入。初めからスピードを乗せて下っていく方が速いが、自分でコントロールできる範囲でないと、深い砂にタイヤを取られてミスして、大幅にタイムを失う可能性が高いので、入りはゆっくりと。重力の力を借りてスピードを乗せていき、中盤以降はできるだけ失速しないように、できるだけ轍に沿わせながら、ペダルを高回転で回して砂区間をクリアしました。

 

石川さんも全乗車クリアで上手い。石川さんと一緒に走ると、シケインは乗車で飛んでいくし、林間区間の走りも上手でした。失礼ながら、石川さんのことを速い人だとは聞いてはいましたが、あまり知っておらず、レース後にMTBで活躍している方だと知りました。その後、1周目にITさんを抜いたところと同じあたりで石川さんを抜いて先頭へ。ちょっと休むと、すぐに石川さんに抜き返されました。その後、180度ターンの砂区間に入る手前で、僕が再び抜き返しました。

金メダル

その後は、僕が少しだけペースを上げて砂丘へ。砂丘下り区間は、石川さんを離せるか試しに強めに踏んでみました。そうすると、砂区間終わりに差を空けられたことを確認できたので、その後は自分のペースでゴールまで独走。順調に石川さんとの差を空けていけました。快調に走っていると、1分前スタートの30代クラスの城島さん、斉藤さんも見えてきたので、集中力を切らさないように、目標を彼らに切り替えて走りました。いつも関西C1で一緒に走っているので、場所は東海だけど、いつもの関西戦を走っているイメージで。斉藤さんを抜き、最後の砂丘下りで、ついに城島さんも抜いて優勝。

表彰状

ラップタイムは、①7:05, ②7:03, ③7:03, ④7:07, ⑤7:04で、±2秒(±0.4%)の差に抑えられて安定のラップタイム。最終的に、2位石川さんとは+39秒、3位織田さん以降とは+1分以上の差を空けられました。翌日の最速ラップタイムは、U23優勝の柚木選手が6:25、エリート優勝の織田聖選手が6:05で異次元の速さ。

レース後のバイク 砂汚れは少な目

エリート完走するには平均で6:50を切らないといけなかったようです。しかも10周回。エリートの結果は、関西C1総合1位中の堀川君は10位でぎりぎり完走(一時3位走行は凄かった)、同じ岩井の戸谷さんは11位。全日本エリートのレベルは非常に高いです。

今年のジャージは一番左。毎年少しずつ違う。

来年1月の全日本も、マスターズ40代で走ろうと思います。エリート走りたい気持ちがありますが、ある程度は、前方でスタートしなければ、完走すら難しいし、前方でスタートするには、関西戦を休んでまで、全国転戦する必要があるので、無理が出てきます。誰が勝ってもおかしくない全日本マスターズ40代で走るのはワクワクするし、毎週のように開催されて家族も楽しめる関西C1戦も良いので、来季も、全日本マスターズ優勝と関西C1戦を楽しむことを目的に頑張ろうと思います。

関西CX第8戦 希望が丘 4位

関西シクロクロス第8戦 4位

開催日:2022年1月8日

会場: 希望が丘 0.1km + 2.3km×9Laps

天候:晴れ後曇り

コースコンディション:ドライ

リザルト:4位/81名出走

バイク:Ridley X-night ミニVブレーキ

タイヤ:Dugast ピピスケアッロ33mm 1.70/1.80bar

わざわざ前日試走もしたので、難しいところもスムーズにいけた

限定カラーのOGKエアロヘルメット 下りと平地で速く走れた気がする

新年初レース。年末の雨のマキノの後に、低体温症で免疫落ちたためか体調崩して風邪を引き(かかりつけ病院行って、ただの風邪でしょうとのこと)、信太山では落車しかけてフレームかどこかに右膝関節を強打して痛めてしまい(マイアミ前日試走まで傷んだ)、色々あったが、正月休みは全日本に向けて、ほぼ毎日乗って、慣れないDugastタイヤも乗りこなせるように練習した。その為か、希望が丘は調子良く走れた。

ここは上から下る方が、楽で速かった

関西シリーズ戦は総合2位で順調にいけば2位を守れそうなので、全日本で結果を出すために、希望が丘は無理せず、怪我なく機材を壊さないことが最優先。その次に、慣れないDugastチューブラーに乗り慣れることと、体の調子を見ることも目的に走った。

左足を出して安全走行

スタートは、左が斉藤さん、右がコッシーに挟まれて、ちょっと苦手な位置。不意打ちピストルのせいで、少し出遅れてしまって、イン側のコッシーさんを追い抜いたが、追い越ししきれずに第一コーナーに入ってしまった。落車に巻き込まれたくないので、無理せずに第一コーナーを通過。足使ってまで前に出るつもりはなかったので、数人に前に行ってもらって後ろで休むように登りへ。登り頂上近くになって、川村君が一気に前に出てきて比護君と隣り合い、嫌な予感がしたので、ちょっと車間を空けていたら、すぐ前で2人が落車。僕は無事に避けられた。

戸谷さんと走行

2つ目の登りへ

2周目~3周目くらいは、笛木君や戸谷さんと走行。笛木君の登りが速い。それでも、時代遅れだけど、7850カーボンチューブラーのおかげか、正月に乗り込んだおかげか分からないが、離されることなく付いていくことができた。どこでか忘れたが、笛木君が落車で後退したので、残り周回は戸谷さんと僕の2人で周回をこなしていった。後続を少しずつ離せていることが分かった。

シケインまでの平地区間 少し離せた

この日の戸谷さんは調子が悪いのか、僕の調子が良いのか、登り区間シケイン手前や橋手前までの踏む区間は僕の方が速い感じ。でも、戸谷さんは辛そうな感じは一切見せないので、単に休んでいるだけなのかもとも思って不気味。テクニカル区間は、下手な僕と違って、MTBの経験もあるのか全て乗車クリアしていっていた。前に出られると厄介なので、僕が前で走ることが多かった。僕が前で走って、極低速でクリアしようとしたり、落車しかけたりで、2度ほど怒られてしまった。下手でごめんなさい。

無理せずに走った

ラスト3周くらいの登りでペースを上げると少し離れた。でも下り区間で追い付かれた。ラスト2周あたりの下り区間で、戸谷さんがミスしたのかよく分からなかったが、5秒くらい空いた。その後の最終周回の登り区間でペースアップして、もう少し引き離し、その後は落ち着いて難セクションをクリアしてゴール。60分間、落車なし、大ミスなしで、±3秒程度の一定のラップタイムを刻めた。最終周の登りでも、しっかりと踏んでいけて、砂用タイヤでも山コースをミスなく走り切れたのが良かった。次は、土曜開催の全日本マスターズでWNPの砂。力を出し切ろう。

ラップタイム 上位メンバーでは最も一定ペースだった。

関西CX第7戦 マイアミ 10位

関西シクロクロス第7戦 10位

開催日:2022年12月25日

会場: マキノ 0.1km + 2.6km×9Laps

天候:晴れ時々雨

コースコンディション:マッド&サンド

リザルト:10位/71名出走

バイク:Ridley X-night ミニVブレーキ→Focus Mares Discブレーキ

タイヤ:VittoriaテレーノDryチューブレス→Mix チューブレス33c 1.60/1.60bar

速さの差が出た区間

雨上がりで砂区間は比較的乗りやすかったが、泥区間で苦戦。ツルツルな泥で落車1回、泥と砂が詰まったようで、バイクトラブルも起きた。コッシーさんに初めて負けてしまった。それでも、メンバー考えたらまずまず走れた。

琵琶湖からの上陸

全日本WNPの砂練習も兼ねて、前日試走へ。今季導入した高級チューブラーのDugastを慣れる為にも。古いナローリムの7850カーボンチューブラーが良くないのか、チューブラーに乗りこなしていないのが駄目なのか、どうしても走りがいまいちだった。JCF第3戦でも、砂は悪くないけど、林区間の滑り出しの挙動がなじめず、後続選手に林区間で詰められた。マイアミ試走で試しに普段使い慣れているVittoriaチューブレスに戻すと、砂区間も土区間も走りやすかった。ということで、チューブレスで走ることにした。

このバイクで走り続けたかった。コントロールしやすいので。

当日心配だったのは、雨と寒さ。マキノのように天気予報に騙されて濡れてしまっても大丈夫なように、顔や首にワセリンを塗りたくった。あまり厚着をし過ぎると、走りづらくなるので、長袖ワンピースに薄手の乾きやすいインナーを着た。足はもちろんレッグウォーマー。良かったことにレース時間中は、ほとんど雨に降られなかったので、少し暑いくらいでちょうど良かった。でも失敗したのはワセリン。スタート時からサングラスにワセリンが付いて視界不良。レースが進むにつれて悪化。路面状態が見えず、滑りやすい泥路面で落車、砂区間も怖くて飛ばせない。仕方なく、サングラスをピットで捨てて、コンタクトのみの裸眼状態で走った。次から顔にワセリンはやめよう。

全乗車できて嬉しい

レースの方は、スタートは5番手くらいの悪くない位置で第一コーナーを通過した。ほぼ思い通りの展開へ。前日試走で感じた信太山の後遺症の足の痛みが出たら嫌なので、無理しないペースで走った。幸いレース当日は全く痛みが出ず、その後1週間以上痛みが出なかったので、ほぼ完治したようで良かった。

レース3日後にやっと洗車できた

笛木君や川村君、コッシーさん斉藤さんらと序盤を走る。全体を通して、体力的には付いていけるペースだったが、前に書いたように視界不良で危なっかしい状態。しかも、Ridleyの変速が少しおかしくて、ひどいときにはチェーンがフロントディレイラーかどこかに嚙み込んで、大きな異音が出たり、時々回転がロックするような状態。そうしている内に、コッシーさんに長い砂区間の入口で交わされてしまう。その後、ジャンプできるコッシーさんにさらに離され、しかも、その後の泥クランクで落車。もう無理だと思い、Maresにバイク交換。サングラスも投げ捨てた。

レース帰宅後はクリスマスパーティー

やっと本調子で走れるようになって、斉藤さんや川村君は追い付き、追い越して離すことができた。でも、コッシーさんは速くて追い付くことができず、砂区間に入ると離されてしまい、たぶん初めて負けてしまった。

ケーキ美味しかった

コッシーさんには負けるけど、砂区間は、まずまず走れて、琵琶湖から上陸する区間は9周回で全て乗車クリアできたので、全日本に向けては良い感触。朝一のM1レースを見て、トップ選手でも全乗車していなかったから砂は負けていないはず。全日本は来年1/14。あと少し頑張ろう。